豪G1のコックスプレートと豪チャンピオンズステークスをいずれも楽勝したヴィアシスティーナが、来年4月のG1クイーンエリザベスステークス（芝2000m）を目標としていくことがオーナーのユーロンから発表された。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

　今季のヴィアシスティーナはウィンクスステークスとターンブルステークスも制すなどG1を4勝。昨季はプライドオブジェニに大逃げを許しての2着に終わったクイーンエリザベスSでさらに上を目指すことになる。

　ユーロンのS.フェアグレイ最高執行責任者（COO）は「ヴィアシスティーナはいい休みを過ごしている。クリス（ウォーラー調教師）はクイーンエリザベスSに向かう道を描いており、それが彼女の現時点での目標だ」と語った。

　またフェアグレイCOOは、先日のG1インビテーションステークスでG1初制覇を飾ったブレイブスマッシュ産駒のキモチにも言及。「彼女のような牝馬は少しリフレッシュすれば、秋には牝馬限定戦でいい選択肢がいくつかある」「おそらく少しソフトな馬場を好むので、トラックが少しくらい濡れていても問題にはならないだろう」と話している。