​ファンタスティックムーンが引退、ドイツでの種牡馬デビュー準備を優先

2024年11月26日 11:50

 24日のG1ジャパンカップに出走して11着に敗れたドイツ馬ファンタスティックムーンの陣営が、現役引退をX(旧ツイッター)で表明した。

 ファンタスティックムーンはシーザムーン産駒の4歳馬。昨年に独ダービーを制し、今年は7月にはG1バーデン大賞を勝った。その後は仏G1凱旋門賞9着、ジャパンカップ11着。12月のG1香港ヴァーズに招待されていたが、このまま引退してドイツで種牡馬入りするという。通算成績は15戦7勝。

 オーナーであるリバティレーシングのL.バウムガルテン氏は「ファンタスティックムーンは、11着に終わったジャパンカップの最後の1ハロンで少し疲れたように見えた。彼にとっては長いシーズンだった。香港ヴァーズは回避し、種牡馬としてのレースのために彼を帰国させる。ファンタ、君は私たちに生涯の宝物を与えてくれた」と愛馬に感謝を述べている。