NZのG1TABクラシック、レディースマンが圧倒的人気のラクリックを差し切り

2024年12月08日 09:48

 ニュージーランドのトレンサム競馬場で現地7日に行われたG1TABクラシック(3歳以上、芝1600m)は、4番人気のレディースマンが中団追走から馬群の大外を回って直線に入り、好位から押し切り態勢の1番人気ラクリックをゴール直前で差し切った(0.3馬身差)。

 レースは単勝1.9倍の人気を集めたラクリックが序盤の2番手から4番手に控え、持ったままの手応えで直線に向かう。これに対してレディースマンは中団後ろから内ラチ沿いで徐々に位置を上げ、馬群の5、6頭分ほど外に持ち出されてスパート。満を持して抜け出したラクリックに襲い掛かり、ゴール寸前で差し切った。

 さらに2.8馬身差の3着に5番手でラクリックをマークした7番人気のパーフェクトシナリオが続き、2番人気のエルヴェンセダーは出遅れて早々に2番手まで押し上げるも、直線では伸び切れず最下位の13着に沈んだ。

 レディースマンはA.シャーロック調教師が管理するゼド(父ザビール)産駒の7歳セン馬で、昨年10月のリヴァモルクラシック以来となる白星で2度目のG1制覇。重賞は通算4勝目とした。