ラッキースワイネスが骨折後初のトライアルに参加も、実戦復帰の選択肢に限り

2024年12月18日 11:30

 4月のスプリントカップ後に砲骨の骨折が判明し、休養していた香港のラッキースワイネスが、現地17日に故障後初のトライアルに参加。しかし、地元メディアの『サウスチャイナモーニングポスト』(電子版)は復帰初戦の選択肢に限りがあると報じている。

 9月には帰厩して予備運動を始めていたというラッキースワイネスは1000mのトライアルに参加。序盤から7頭立ての後方に控えると、鞍上のJ.マクドナルド騎手が手綱を絞って追うこともなく、終始楽な走りのまま最後方でゴールした。

 この様子を見守ったK.マン調教師は「上々だ」というものの、1月19日のセンテナリースプリントカップで復帰するかについては言及しなかった。その一方で、マクドナルド騎手は「(調教は)至って静かなものだったけど、彼の見た目は素晴らしいし感触も本当に良かった」「前回乗った時には動きたがらない面があったが、今朝はそんなところもなかったから、動きとしてはとてもいい感じだよ」と良化しつつあることを伝えている。

 なお、同メディアはマクドナルド騎手がラッキースワイネスで昨年のクイーンズシルバージュビリーカップを制しており、香港スプリントで5着のハウディープイズユアラブもセンテナリースプリントCに出走するなら選択を迫られると指摘。また、レーティング132のラッキースワイネスがセンテナリースプリントCに出走しない場合、復帰初戦の選択肢は限られることになり、2月23日のクイーンズシルバージュビリーCに直行させないことにもなれば、3月30日のスプリントCまで待たされるだろうとしている。