香港の年度代表馬デザインズオンローム死す!エイブルフレンドや日本馬エピファネイアと名勝負

2025年01月17日 18:05

 14年の香港ダービー馬で、クイーンエリザベス2世C、香港カップなどG1・4勝を挙げた名馬デザインズオンロームの急死を17日、香港ジョッキークラブが発表した。現役引退後はオーストラリアのメルボルンにある養老牧場「リビングレジェンド」で余生を過ごしていたが、12日に疝痛(せんつう)のため、この世を去ったという。15歳だった。

 同馬はアイルランド生まれのホーリーローマンエンペラー産駒。2歳時にアイルランドでデビューし、香港ではジョン・ムーア調教師が管理した。14年の「香港4歳クラシック」シリーズでは同厩舎のエイブルフレンドと名勝負を繰り広げ、香港クラシックマイルは2着に敗れたが、続く香港クラシックカップ、香港ダービーはエイブルフレンドを破った。香港ダービー後に挑んだ4月のクイーンエリザベス2世Cでは日本から参戦したエピファネイア(4着)に勝利し、13~14年シーズンの香港年度代表馬、最優秀中距離馬、最優秀人気馬に選ばれた。通算成績は37戦11勝。17年5月のチャンピオンズ&チャターC(6着)がラストランだった。

 香港ジョッキークラブのA・ハーディング氏は「香港競馬界の偉大なチャンピオンの1頭、デザインズオンロームの死を知り、大変悲しく思っています。香港ダービーでの勝利など、素晴らしい思い出を残してくれた彼の活躍を永遠に忘れません」とコメントを発表している。

出典:日刊スポーツ