現地17日、賞金総額300万豪ドル（約2億9000万円）のマジックミリオンズ2歳クラシック（芝1200m）がゴールドコースト競馬場で行われ、6番人気のオオレイが4番手キープから直線でスムーズに抜け出すと、追いすがる1番人気のメモに1.5馬身差をつけて快勝した。

　これから本格化する2歳戦線に向けた注目の一戦は、内枠のオオレイが好発から好位を確保。直後の内ラチ沿いから進出するメモを直線の進入で外から封じ、スムーズな加速で残り100m標識を前に抜け出した。さらに0.5馬身差の3着にはメモをマークして進んだガロネロ（2番人気タイ）が続いている。

　オオレイはB.ベイカー調教師が管理するオレカーク（父リトゥンタイクーン）産駒の牝馬。昨年10月5日のデビュー戦からG3ジムクラックステークス（2着）、11月9日のG3ゴールデンギフト（5着）と連敗するも、12月11日の3戦目に勝ち上がり、前走のハンデ戦（5着）から今回で通算5戦2勝とした。

　MM2歳クラシックやMM3歳ギニーは現地11日に行われる予定だったが、荒天により当日の開催を第3レースで打ち切り、残りのレースを17日に順延する措置が取られていた。