ドイツのトップ調教師が電撃引退を表明、一部馬主と関係悪化か
2025年02月01日 10:35
ドイツのトップトレーナーのひとりとして知られるM.クルーク調教師が、今年2月いっぱいをもって引退することを発表した。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』が報じている。
48歳のクルーク調教師は2014年と16~18年にドイツのリーディングトレーナーに輝き、独ダービーはシーザムーン(2014年)、ヴィントシュトース(2017年)、ヴェルトスター(2018年)と通算3勝するなど、22年間の調教師キャリアで素晴らしい実績を残してきた。
クルーク師は引退理由について「ここ数カ月は競馬の楽しみが失われてきていた」と語り、昨秋以降は「入厩予定だった馬が来なくなり、告知なしに転厩していった」と説明。「だからこそ今回の私の決断は最終的なものとなり、他の選択肢はない」と続けた。
なお引退後のキャリアについては「今後数週間のうちに話す機会があると思う」とし、最後に「自分を信頼してくれたすべての関係者に感謝している」と伝えている。