＜香港ゴールドC＞◇23日＝シャティン（香港）◇G1◇芝2000メートル◇出走10頭

　サウジCでロマンチックウォリアー（2着）に騎乗したジェームズ・マクドナルド騎手はサウジアラビアから香港へとんぼ返り。サウジCの約15時間後、シャティン競馬場の香港ゴールドCで断然人気のヴォイッジバブル（セン6、P・イウ）を勝利に導いた。

　ヴォイッジバブルは23年の香港ダービー馬で、これがG1・4勝目。昨年は安田記念にも参戦（17着）し、12月には香港マイルを制している一流マイラーだが、「香港3冠競走」の初戦だったスチュワーズC、2冠目のゴールドCを制し、今後は3冠最終戦のチャンピオンズ＆チャターC（G1、芝2400メートル、5月25日＝シャティン）に挑む可能性が高まってきた。

　マクドナルド騎手は「（2400メートルは）彼が乗り越えなければならない障壁です。ただ、ヴォイッジバブルは素晴らしい競走馬です。昨夜、ロマンチックウォリアーが香港馬の強さを見せてくれました。香港の馬は最高にタフで、どんな馬場でも戦います。ヴォイッジバブルにとっては新しい挑戦になりますが、耐えてくれると思います」と期待を寄せている。

出典：日刊スポーツ