現地22日、サウジアラビアのキングアブドゥルアジーズ競馬場でG3サウジダービー（3歳、ダート1600m）が行われ、ドバイ調教馬ゴールデンヴェコマが日本から参戦したシンフォーエバーを2着に下した。

　序盤はハナを切ったシンフォーエバーを筆頭にミリアッドラヴ、ミストレスと日本勢が前を固め、その後にゴールデンヴェコマが4番手で続く展開に。第3コーナーに入ると最初にゴールデンヴェコマが追い出し、直線入り口で2番手まで浮上。さらに粘るシンフォーエバーを残り100メートルでとらえ、最後は1馬身3/4差をつけてゴールした。

　ミストレスは4着、ミリアッドラヴは7着に終わった。

　ゴールデンヴェコマは米国生まれのヴェコマ産駒。ドバイでデビューして2戦目で勝ち上がると、前走のUAE2000ギニーに続く重賞2連勝となった。今後の予定を聞かれたA.ビン・ハルマシュ調教師は次走の候補に4月5日のUAEダービーを挙げつつ、ケンタッキーダービーなどの米国遠征については言葉を濁していた。