KYダービー路線の有力馬フェロシャスが故障離脱、メイジの再現ならず

2025年03月01日 10:30

 米ケンタッキーダービー路線の注目馬の一頭だったフェロシャスが、脚の筋肉断裂のため春のクラシック三冠を断念する見通しとなったことが分かった。米競馬メディア『Daily Racing Form』が報じている。

 フェロシャスはG.デルガド厩舎のフラッター産駒。2歳時にホープフルステークスとブリーダーズフューチュリティの両G12着と善戦したが、今年2月のG3ホーリーブルステークス4着後に筋肉断裂が判明したという。

 陣営は「本当に深刻なケガではないが、しばらく時間がかかるだろう」「今年後半には復帰できることを願う」と話している。

 フェロシャスの調教師とオーナー陣は、2023年のケンタッキーダービーを制したメイジと同じ顔触れ。有力馬の戦線離脱に「ダービーに出られるのが、そして2年前にメイジと共に勝ち抜くことができたのがいかに幸運なことか分かる」「毎年5頭も6頭も有力3歳馬がいるわけではなく、ただ1頭しかいない私たちのような小さな厩舎にとってはどれほど大変かも」と続けていた。