ザルカヴァの孫ザリガナが仏G3グロット賞を快勝、仏1000ギニーの前売り1番人気に
2025年04月16日 14:43
仏パリロンシャン競馬場で現地13日にG3グロット賞(3歳牝馬、芝1600m)が行われ、単勝1.5倍の圧倒的人気を集めたザリガナが道中5番手から直線で末脚を伸ばすと、逃げ粘る5番人気シーズパーフェクトをノーステッキでねじ伏せた(クビ差)。
さらに2馬身差の3着に最後方の7番手から馬群に突っ込んだ4番人気のゴッドスピードが続き、2番人気のサフィアは勝ち馬をマークして運ぶも5着に敗れた。
ザリガナはF.グラファール調教師が管理するシユーニ産駒で、母は2018年のヴェルメイユ賞で3着のザルカミヤ、祖母はザルカヴァというアガ・カーンスタッドの自家生産馬。昨年9月にG3オマール賞でデビュー2連勝とし、3戦目のG1マルセルブーサック賞ではわずかな差で伏兵に不覚を取ったが、3歳初戦を快勝して次戦に予定される仏1000ギニーへ前進した。
なお、英競馬メディア『racingtv.com』によると、大手ブックメーカー『パディパワー』がザリガナを仏1000ギニーにおける前売りで2.5倍の1番人気、凱旋門賞の前売りでは17倍に設定。また、2着シーズパーフェクトのC.フェローズ調教師も次戦で仏1000ギニーに挑戦するとコメントしている。
グロット賞は2008年にザリガナの祖母ザルカヴァ、2023年にもブルーローズセンがマルセルブーサック賞からの3歳初戦で制し、次戦の仏1000ギニー、そして仏オークスと二冠を達成している。