不安定な戦い続くギャラクシーパッチ、チャンピオンズMも追い込みの戦法は不変

2025年04月23日 13:13

 27日の香港チャンピオンズマイルに出走予定のギャラクシーパッチについて、香港ジョッキークラブ(HKJC)が公式サイトでレポート。近走は安定感に欠けるレースを続けているが、P.ン調教師はG1レースで勝つ実力があると信じ、最高レベルでの勝利を祝えると期待している。

 香港のマイル戦線に君臨していたゴールデンシックスティの後継者として、当初はギャラクシーパッチが最有力視されていた。しかし、その座は今季のシャティン競馬場でマイルG1を2勝し、このカテゴリーで明確なトップとして頭角を現したヴォイッジバブルに譲ることになった。

 ギャラクシーパッチは香港で18戦7勝。素晴らしい才能を示しながらG1では悔しい敗戦を喫してきたが、ン師は今週末も前走と同じZ.パートン騎手を鞍上に迎え、これまで通り後方から追い込む戦法を変えるつもりはないと話している。

「香港ゴールドカップのように前目で競馬をさせた時は終いの脚を使えなかった。直線に入るまでは馬の好きにさせて、そこから進路を見つけて運が向けばというところかな」「彼のレースパターンはスムーズに進んで、運も必要なんだ。いつも最後は非常に良い脚を使ってくれるけど、前走は不運だった」と振り返るン師。

 ギャラクシーパッチの香港ゴールドCは序盤から前目でレースを進めたものの8着。1番人気に推された前走のチェアマンズトロフィーは直線で前が詰まり、その間に接近してきた単勝34倍のストレートアロンとの追いくらべに敗れた。

「木曜日(17日)の調教ではチークピーシズを付けて舌を縛ったところ、リラックスして良い動きを見せてくれた。装具のおかげで集中力も増し、G1に向けて準備は整っている。厳しい戦いになるのは分かっているが、なんとかG1を勝ってくれればと思っているよ」とン師は希望を捨てていない。