【QE2世C・現地情報】「今は世界中どこへ行ってもライバルは日本馬」ゴリアット調教師が敬意
2025年04月25日 17:17
香港のクイーンエリザベス2世C(G1、芝2000メートル、27日=シャティン)にゴリアット(セン5)を送り出すフランシス・グラファール調教師(47)が25日、シャティン競馬場で行われた共同会見で意気込みを語った。
グラファール師は昨秋のジャパンCについて、「日本へ行こうと思ったのは速いペースを求めたからでした。(残念ながら)ラチ沿いの1番枠に決まり、すべてが不利に働いてしまいましたが、スタンド前の発走は大きな経験になりましたし、できる限りの走りをしてくれたと思います」と振り返った。香港で始動する理由については、「シーズン初戦で距離を短縮する計画でした。もちろん、この後は距離をふたたび延ばすつもりですが、(距離短縮で)ペースが流れることを期待しています。ペースが流れれば、彼は強烈な馬です。(昨年の)キングジョージ6世&クイーンエリザベスSでご存じのように驚くべき馬ですよ」と期待を寄せた。
すでに秋の最大目標をジャパンC(G1、芝2400メートル、11月30日=東京)と公言しているグラファール師。ドバイではシーマCのカランダガンがダノンデサイルの2着に敗れ、今回も日本のリバティアイランドやタスティエーラ、プログノーシスと一緒に走る。「今は世界中どこへ行ってもライバルは日本馬ですね。日本馬は信じられないほど優れた血統で、素晴らしい馬たちです」と敬意を表した上で、「でも、私は自分の馬を深く信頼しています。ゴリアットを最高の状態で送り出せれば」と意気込みを語っている。