フィアースネス、今年初戦の米G2アリシーバSをトラックレコードで快勝
2025年05月03日 11:37
現地2日、米チャーチルダウンズ競馬場でG2アリシーバステークス(ダート8.5ハロン)が行われ、J.ヴェラスケス騎乗のフィアースネスがトラックレコードで快勝した。
先頭から差のない外目の3番手で追走したフィアースネスはコーナーで楽な手応えのまま上がっていき、直線入り口で先頭に並びかける。そこからは逃げ粘るモーストウォンテッドとの叩き合いになったが、残り1ハロン過ぎでけりをつけるとそのまま1馬身半差の勝利を収めた。
3着はさらに2馬身3/4差のホールオブフェーム。フィアースネスの同厩馬で3月のG1サンタアニタハンデキャップ勝ちから臨んだロックドは後方待機のまま伸びを欠いて4着に終わった。
T.プレッチャー厩舎のフィアースネスはシティオブライト産駒の4歳馬。2歳時にG1ブリーダーズカップジュベナイルを制し、3歳だった昨年は春にフロリダダービー、夏にトラヴァーズステークスとG1を2勝。秋のG1ブリーダーズカップクラシックは2着で、今回はそれ以来の休み明けだった。
勝ちタイムの1分40秒66は、2012年のこのレースで出たトラックレコードを13年ぶりに更新。競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、プレッチャー調教師は「素晴らしい馬であることを今日も証明した。チャーチルダウンズでのトラックレコードは本当にすごいこと。今後は多くの選択肢があるが、今のところの最有力候補はメットマイルだろう」と語り、6月7日のG1メトロポリタンハンデキャップを目指す意向を示した。