快挙逃したサトノレーヴのモレイラ騎手、「いい馬に出くわしてしまった」と勝者に脱帽

2025年06月22日 10:06

 サトノレーヴとのコンビでクイーンエリザベス2世ジュビリーステークスに挑戦するもラザットの前に惜敗し、日本調教馬による初の英ロイヤルアスコット開催勝利をもたらすことはできなかったJ.モレイラ騎手だが、レース後に「不満はない」と勝者の強さを素直に称えている。

 地元メディアの『attheraces.com』などに対してレースを振り返ったモレイラ騎手は「レースにはたくさんの自信とともに臨んだ。馬自身も非常に良い状態だったが、残念ながら今日はとてもいい馬に出くわしてしまった」「ラザットの成績は危険(な相手)になることを示していたし、彼は地元ですごく印象に残る勝ち方をしていた」と勝ち馬をマークすべき存在と認識していたという。

「中盤まで行って、ボクは彼を片づけたと思った。でも、彼がもうひと伸びしてゴールまでアタックし続けたんだ。ボクは差を詰めてはいたけど、いい馬に出くわしてしまったし、ボクの馬もよく頑張ったよ」「本当にチャンスだと思っていたけどね。いい馬に出くわしてしまった。不満はないよ。彼は全力を尽くしたから」と、同じ表現を繰り返しながらラザットに脱帽した。

 そして「このような祭典に参加できてうれしいよ。もちろん、2着という結果はベストではないけど、それでも満足しなければならないね」と負けて悔いなしを強調している。