英G3ハンプトンコートS、キーファーズ松島氏も共有していたトリニティカレッジが圧勝

2025年06月20日 12:43

 英ロイヤルアスコット開催のG3ハンプトンコートステークス(3歳、芝10ハロン)が現地19日に行われ、1番人気のトリニティカレッジが発馬良く主導権を握ると、直線では英ダービー6着で2番手追走のトルネードアラート(3番人気)を突き放して圧勝した(3馬身1/2差)。

 さらに1馬身差の3着争いをグリッターリングレジェンド(4番人気タイ)が制し、仏ダービー3着で2番人気のディテインは好位の一角から失速して10着に終わった。

 トリニティカレッジはA.オブライエン調教師が管理するドバウィ産駒の牡馬で、母は2019年の英愛1000ギニーを制したハモーサという良血。キーファーズの松島正昭氏がクールモアと共同所有する形で英ダービーを目指していたものの果たせず、5月中旬からクールモアの所有となって6月1日の仏ダービーでは4着に善戦していた。今回が重賞初制覇で通算9戦3勝としている。

 英競馬メディア『attheraces.com』などによると、オブライエン師は「彼のことはいい馬だと思ってきたが、ようやく進歩し始めたばかりだ」と喜び、10ハロンが適距離とコメントした。

 なお、3着のグリッターリングレジェンドを管理するJ.ファンショー調教師は、同馬が香港へ移籍する予定と明かしている。