英ダービー2着のレイジーグリフ、ランボーンとの3度目の対戦で雪辱なるか

2025年06月28日 11:55

 英ダービーで人気薄ながら2着と善戦したレイジーグリフの陣営は、現地29日の愛ダービーで英ダービー馬ランボーンとの3度目の対戦を心待ちにしているようだ。英競馬メディア『At The Races』が報じている。

 C.ジョンストン厩舎のレイジーグリフはプロテクショニスト産駒。今年初戦だった5月の英G3チェスターヴァーズでランボーンから1馬身半差の2着に入ると、英ダービーでは51倍のオッズながら2着と善戦したが、ランボーンとの差は3馬身3/4差に広がった。

 ジョンストン調教師は愛ダービー参戦について「決して簡単な決断ではなかった。(7月の仏G1)パリ大賞の方が楽な挑戦だったかもしれないし、すでに2度も負けている馬に挑む気にはなれなかった」としつつも、「それでも愛ダービーの魅力を断ち切るには至らなかった」とコメント。

 さらに同師は「ランボーンと、彼の英ダービーでのパフォーマンスを軽視はできないが、同時に彼には逃げ馬向きの展開が与えられていた。私たち全員が楽をさせ過ぎたのかもしれない」と前走を振り返り、「もう一度挑戦し、逆転できるか試せることを大変うれしく思う」と雪辱の機会を喜んでいた。