アロヒアリイ参戦のギヨームドルナノ賞は9頭が登録!仏ダービー2着クアリフィカーが強敵

2025年08月13日 14:35

 日本からアロヒアリイ(牡3、田中博)が参戦する16日のギヨームドルナノ賞(G2、芝2000メートル、フランス・ドーヴィル)は12日の時点で、9頭が登録馬に名前を連ねている。12日の「登録取り消し」で、当初出走予定が伝えられていた英2000ギニー覇者ルーリングコート、グラファール厩舎の4戦無敗馬ダリズ、ゴスデン厩舎の3戦無敗馬ナフラーンなど多くの馬が登録を取り消した。

 登録している9頭の中で実績面の最上位は、地元フランスの名門アンドレ・ファーブル厩舎が管理する仏ダービー2着馬クアリフィカー(牡3)だ。ここまで6戦3勝。3月に初勝利を挙げると、ラフォルス賞、ギシュ賞でG3を連勝。3連勝で挑んだ仏ダービーは勝ったカミーユピサロから半馬身差の2着に好走している。アロヒアリイの強敵になるのは間違いない。ジャン・クロード・ルジェ厩舎はG2ウジェーヌアダム賞4着のデュモネ(牡3)を登録している。

 英国からはラシャバー(牡3、B・ミーハン)が登録。昨年のG1モルニ賞、ジャンリュックラガルデール賞でそれぞれ2着、今年に入り、愛2000ギニー、セントジェームズパレスSでそれぞれ4着に入っている実力馬。ロジャー・ヴァリアン厩舎は素質馬ジャックナイフを登録している。アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎からは昨年10月のG1クリテリウムアンテルナシオナルで2着だったマウントキリマンジャロ(牡3)が名前を残している。

 ギヨームドルナノ賞は過去10年で仏ダービー馬が4勝(15年にニューベイ、16年にアルマンゾル、20年にミシュリフ、23年にエースインパクト)を挙げ、仏ダービー馬や仏ダービー上位馬などが秋に向けたステップにする大事な重賞。昨年は英国から参戦したエコノミクスがこのレースをステップに愛チャンピオンSを制している。13日に追加登録と出馬登録が締め切られる(騎手登録の締め切りは14日)。

出典:日刊スポーツ