上がり馬クイジサーナが仏G1ジャンロマネ賞制覇、凱旋門賞への出走検討
2025年08月25日 13:35
現地24日、仏ドーヴィル競馬場でG1ジャンロマネ賞(3歳以上牝馬、芝2000m)が行われ、C.スミヨン騎乗のクイジサーナが快勝した。
馬群の中ほどとなる4番手でレースを進めたクイジサーナは直線に入ると先行勢の外からスパート。逃げていたカンクーラらをかわして先頭に立つと、後方から追い込んできたシュルヴィーに1馬身3/4差を付けてゴールした。
さらにハナ差の3着に伏兵グランドスターズが入り、1番人気に推されていたシンデレラズドリームは4着に終わった。
F.グラファール厩舎のクイジサーナはルアーヴル産駒の5歳馬。故障がちなこともあって重賞実績は昨春のG3アレフランス賞5着があるだけだが、長期休養明けとなった今年は3連勝(昨年から数えると4連勝)で一気にG1初制覇を成し遂げた。
競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、グラファール調教師はクイジサーナについて1.5マイル(12ハロン)はこなせるだろうが、心配なのは状態維持だとコメント。今回の勝利で優先出走権を得た10月の仏G1凱旋門賞への出走については、いくつか選択肢があるので関係者と話し合うとしている。