凱旋門賞1番人気カルパナはセプテンバーSから本番へ!父の父はディープインパクト/有力馬情報

2025年08月25日 15:10

 凱旋門賞で大手ブックメーカー数社が前売り1番人気に推している英国のカルパナ(牝4、A・ボールディング)は9月6日にケンプトンパーク競馬場(英国)で行われるセプテンバーS(G3、オールウエザー2400メートル)をステップに、本番の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=パリロンシャン)に向かうことが決まった。レーシングポスト電子版が伝えている。

 カルパナを所有するのはジャドモントファーム。同オーナーは近年、牝馬で凱旋門賞を制しているが、昨年のブルーストッキングはヴェルメイユ賞をステップに、凱旋門賞連覇を果たした18年のエネイブルはセプテンバーSをステップにしていた。カルパナがヴェルメイユ賞とセプテンバーSのどちらを選択するのかに注目が集まっていた。

 カルパナは父がディープインパクト産駒の仏ダービー馬スタディオブマン。昨年10月に英チャンピオンズフィリーズ&メアズSを快勝後、凱旋門賞の前売りで1番人気に推されてきた。今年はここまでタタソールズゴールドカップ3着、プリティーポリーS2着、キングジョージ6世&クイーンエリザベスS2着の成績。ジャドモントファームのレーシングマネジャーは「セプテンバーS出走のため、ケンプトンに向かう予定です。今年はまだ勝利を挙げていないので、アンドリュー(ボールディング師)は彼女を勝たせたいと思っています。今年すでにアイルランドに2回遠征し、10月には凱旋門賞でフランスに遠征するので、英国で競馬をする点が魅力でした」と、レース選択について語り、「今年の凱旋門賞はオープンな(どの馬にもチャンスがある)レースです。有力候補で挑めるのはうれしいことです」と意気込みを伝えている。

出典:日刊スポーツ