現地24日、英グッドウッド競馬場でG2セレブレイションマイル（芝8ハロン）が行われ、C.キーン騎乗のジョンキルが接戦を制した。

　6頭立ての後方2番手からのレースとなったジョンキルは、残り約2ハロンで先行勢の外からスパート。先頭争いで1番人気のメイクミーキングを競り落としたサッカラサンズを、さらにゴール寸前で差し切った（クビ差）。

　A.ボールディング厩舎のジョンキルはロペデヴェガ産駒の3歳馬。4月の英G3グリーナムステークスで重賞初勝利を挙げ、続く5月の仏2000ギニーでは2着と好走。ここ2戦は6ハロンの英G1コモンウェルスカップ13着、7ハロンの英G2レノックスステークス5着と凡走が続いていたが、マイルに戻ったここで復活を示した。

　オーナーであるジャドモントのB.マホン欧州レーシングマネージャーは英競馬メディア『At The Races』に対し、「クラシック制覇まであと一歩まで迫った後、私たちの判断ミスで6ハロンに戻してしまったため軌道修正に少し時間がかかった」「だが今日はしっかり軌道に戻った。コリン（キーン騎手）はもう少し距離が伸ばせる手ごたえを感じており、これでいくつかの可能性が開かれた」と語っている。