米デルマー競馬場で現地23日に行われたG2パットオブライエンステークス（3歳以上、ダート7ハロン）は、逃げ馬の背後をキープする3番人気のドクターヴェンクマンが最終コーナーで大きく開いたラチ沿いから労せず抜け出し、道中並走から外を回った2番人気のストロングホールドの追撃を振り切った（1/2馬身差）。

　さらに1/2馬身差の3着に最後方から5番人気のエクスプレストレインが追い込み、1番人気のスピードボートビーチは逃げバテで5着に沈んだ。なお、M.デムーロ騎乗の6番人気スピリットオブマキーナは第3コーナーで競走を中止した。

　ドクターヴェンクマンはM.グラット調教師が管理するゴーストザッパー産駒の5歳セン馬で、昨年7月のG2サンディエゴハンデキャップ以来となる2度目の重賞勝ち。この勝利によりブリーダーズカップダートマイルの優先出走権を手にしている。