新シーズンが開幕した香港のシャティン競馬場で7日、現役の世界最強スプリンター、カーインライジング（セン5、D・ヘイズ）が圧巻の走りを見せた。ハンデキャップ戦の香港特区行政長官盃（クラス1、芝1200メートル）にトップハンデ61・2キロを背負って出走。2番手追走から早め先頭の競馬で流しながらゴールし、日本のスプリンターズSに出走予定の2着ラッキースワイネス（ハンデ57・2キロ）に2馬身4分の1差をつけた。鞍上はザカリー・パートン騎手で勝ちタイムは1分7秒63。

　カーインライジングは連勝を13に伸ばし、通算成績は16戦14勝。次走は10月18日にオーストラリアのシドニー、ランドウィック競馬場で行われるG1「ジ・エベレスト」に出走を予定している。パートン騎手は「これまで見せた素晴らしいパフォーマンスに匹敵する素晴らしいパフォーマンス。オーストラリアへ向かう前に望んでいた状態です」とコメントした。

　X（旧ツイッター）では日本の競馬ファンも香港の最強スプリンターに脱帽の様子。「カーインライジングやべえな」「カーインライジング最強すぎる」「カーインライジング強すぎてドン引き」「カーインライジングはお化けだ」「カーインライジング、ほんと化け物すぎてラッキースワイネスがかわいそう」「史上最強スプリンターの可能性すらある」「まじで意味不明な強さ」「誰も勝てないよこんなの」「カーインライジングの強さバグってる」「61・2キロごときのハンデで心配するの、普通に失礼だとわかったのでもう二度と彼の心配はしません」と書き込み、その強さをたたえている。

出典：日刊スポーツ