今年も中内田師が100万ドル超え落札「日本で活躍が楽しみです」キーンランド9月セール2日目
2025年09月10日 14:20
今年も「ミツ・ナカウチダ」がミリオン超え落札だ-。9日、米国を代表する1歳馬のセール、キーンランド・セプテンバーセールの2日目(セッション2)が行われた。初日に続き、日本の競馬関係者の落札があった。
これまでも世界中のセールに積極的に参加している中内田充正調教師(46)は、上場番号193番のフライトライン産駒(牡1、母トゥルーフィーリングス)を110万ドル(約1億6000万円)で落札した。祖母グランドチャーマーが重賞ウイナーで、近親には10年プリークネスSなどG1・5勝を挙げたルッキンアットラッキー、23年関東オークスを制したパライバトルマリンがいる血統。また、上場番号272番のガンランナー産駒(牡1、母カリバ)を95万ドル(約1億3800万円)で落札。こちらは昨年落札した馬(現2歳のウェイニースー)の半弟になる。
キーンランド社の公式ニュースは中内田師のコメントを伝えており、中内田師は「とても運動能力が高く、動きもとてもいいです。日本にフライトライン産駒を連れて帰りたいと考えています。フライトラインは競馬場で素晴らしいパフォーマンスを見せましたし、競走成績は傑出していて、すごい種牡馬になると期待されています。(中内田師自身は)昨年もここ(キーンランド・セプテンバーセール)で数頭を購入しましたし、今年も米国産馬を購入するために戻ってきました」と英語でコメント。中内田師が落札したフライトライン産駒を上場したコンサイナーのエイダン・オメーラ氏は「彼は本当にビューティフルな子馬で、母馬もいい馬でした。多くの可能性が秘められています。彼が日本でどのように活躍するのか見守るのが楽しみです」と期待を寄せている。
中内田師は昨年のキーンランド・セプテンバーセールで4頭を落札。そのうち3頭が100万ドルを超える落札だった。4頭はすでに新馬勝ちしたマテンロウダビンチ(牡2、父アンクルモー)、これからデビュー予定のブームバップビート(牡2、父イントゥミスチーフ)、ウェイニースー(牡2、父イントゥミスチーフ)、ゴンフィンガー(牡2、父カーリン)。先週土曜の阪神では今年春に米国のOBSマーチセールで落札したマグナヴィクトル(牡2、父マックスフィールド)が大差勝ちを果たしている。