【愛チャンピオンS】「仕掛け早すぎた」「スーパースター」代打スミヨンもドラクロワの強さ絶賛
2025年09月14日 14:35
<愛チャンピオンS>◇13日=レパーズタウン(アイルランド)◇G1◇芝2000メートル◇3歳上◇出走8頭
代打クリストフ・スミヨン(44)が見事にドラクロワ(牡3、A・オブライエン)を勝利へ導いた。自身は16年アルマンゾル以来、9年ぶり2回目の愛チャンピオンS制覇。クールモアの主戦、ライアン・ムーア騎手が戦列を離れ、代わりに主戦騎手を任されているが、この日は愛チャンピオンS以外にも大事な2歳戦で2勝を挙げ、期待に応えている。
レース後のインタビューでスミヨン騎手は「この馬の素晴らしさを見せることができました。私もそうですが、みんなが今日は驚いたと思います。終始手応えが良くて、(直線で)内に入れると、3完歩ですべての馬を抜き去ってしまった。『あっ、ちょっと仕掛けが早すぎたかも』と思いましたが、馬が強かったし、自分の仕事をわかっていました」とドラクロワを絶賛。続けて、「ソフトな馬場でもまったく問題ないでしょう。シーズン終盤に向けて選択肢はたくさん残されていますし、もっといいパフォーマンスを発揮できると思います。次走は調教師と関係者が決めますが、おそらくアスコットの英チャンピオンSだと思います。4週間後、アスコットで大きな戦いが待ってます。彼(ドラクロワ)は私たちが競馬というスポーツに求めているスーパースターなんです。ガリレオやファンタスティックライトがここ(レパーズタウン)やアスコットで戦ったのを覚えています。ファンが望んでいるのは、どの馬が最強なのかを知ることで、それが競馬に求められています」と熱く語っている。
この日の愛チャンピオンSは当初、対決が期待されていた英インターナショナルS覇者オンブズマンが出走せず。英チャンピオンS(G1、芝1990メートル、アスコット)ではエクリプスS、英インターナショナルSに続き、2頭の3度目の対決が期待されている。大手ブックメーカー「bet365」社の単勝前売りオッズはオンブズマンが2・75倍、カランダガンが3・75倍、ドラクロワが5・0倍、アンマートが8・0倍となっている。