愛2歳G2チャンピオンズジュベナイルステークス（芝8ハロン）が現地13日にレパーズタウン競馬場で行われ、C.スミヨン騎乗の1番人気ベンヴェヌートチェッリーニが2番手追走から5馬身抜け出して圧勝した。

　2着に2番人気のハーディーウォリアーが逃げ粘り、さらに1/2馬身差の3着争いを最後方の4番手からニルブアガンドゥアが制した。

　ベンヴェヌートチェッリーニはA.オブライエン調教師が管理するフランケル産駒の牡馬で、母はブリーダーズカップジュベナイルフィリーズターフなどアメリカでマイルG1を2勝のニュースペーパーオブレコードという良血。6月28日のデビュー戦では既走の僚馬ドーセットの2着に敗れるも7月14日の2戦目で勝ち上がり、今回は2カ月ぶりのキャリア3戦目だった。

　英競馬メディア『attheraces.com』によると、大手ブックメーカー『パディパワー』は英ダービーにおける前売りでベンヴェヌートチェッリーニを9倍の1番人気に設定した。ただ、オブライエン師はスミヨン騎手に仏ダービー向きに感じると言われたとのこと。今後については「年内にフューチュリティトロフィーないしフランスでもう1走させ、それから来年のダービートライアルというイメージかな」とコメントしている。

　チャンピオンズジュベナイルSは2023年にディエゴヴェラスケスが優勝し、昨年はドラクロワが2着など毎年のように活躍馬を輩出してきた出世レースで、来年から距離を9ハロンに延長してG1に昇格することが発表されている。