クロワデュノールに惜敗のダリズが凱旋門賞へ、関係者は馬場や距離にも目途

2025年09月17日 12:45

 14日の仏G3プランスドランジュ賞でクロワデュノールに惜敗したダリズについて、同馬を所有するアガ・カーンスタッドの関係者が凱旋門賞に挑戦させる意向を表明。英競馬メディア『attheraces.com』などが報じた。

 アガ・カーンスタッドでフランスを担当するN.ラウス氏は、プランスドランジュ賞を「日曜日(14日)には非常に満足している。外目の枠でヨーク(英インターナショナルステークス)のように序盤に行きたがったけど上手く折り合った」「ソフトな馬場をこなしている感じなのも良かったし、(仕掛けてから)よく加速した。溜めていた日本の馬を回り込まなければならなくなったのは少し不運だった」と回顧。

 また、クロワデュノールとの関係について「ダリズ(の進路)がクリアになったのはほんの1ハロンだけだったから、よく反応したけど少し届かなかった」「彼らの騎手はムチを使いすぎて何日か騎乗停止にもなったし」と力負けではないとしている。

 その上でラウス氏は「極端というほどではないけど、とてもソフトな馬場をこなしてみせたから、あの日よりソフトにならないことを願っている」「彼はこれまで10ハロンのレースしか走ったことがないが、ヨークでのレースを除けば、いつも良い形でレースを終えている」「これまでそうしてきた唯一の理由は彼が掛かっていたから。それは問題ないと思う」と、レース後の状態が良ければ凱旋門賞に挑戦させる意向を明かした。