前哨戦で敗れたカルパナ、人気急落も凱旋門賞に名乗り
2025年09月18日 10:51
一時は仏G1凱旋門賞の前売りで1番人気に推されていたカルパナは前哨戦で2着に敗れたことで人気が急落。本番を回避する可能性も取りざたされたが、初志貫徹で凱旋門賞に向かう予定であることが分かった。英競馬メディア『At The Races』が報じている。
ディープインパクト系スタディオブマン産駒の4歳牝馬カルパナは、昨秋の英チャンピオンズフィリーズ&メアズステークスでG1初制覇。今春は惜敗続きだったものの7月末の英G1キングジョージ6世&クイーンエリザベスステークスで強豪カランダガンの2着に入るなど力を示していた。
今月6日のセプテンバーステークスでジアヴェロットの2着に敗れたことで陣営は凱旋門賞を回避する可能性を示唆していたが、オーナーであるジャドモントの欧州レーシングマネージャーを務めるB.マホン氏は「凱旋門賞に向けてほぼ順調。アンドリュー(ボールディング調教師)も彼女の状態に満足している」と、凱旋門賞への参戦に前向きな姿勢を示した。
さらに同氏は「前走はあくまでひと叩き」「ジアヴェロットは香港でG1を勝つ実力馬」「レースでは2回も馬体をぶつけられた。体調が万全でなかったので少し息切れしてしまったんだろう」と前走の敗因を並べ、まだ凱旋門賞に向けて予定どおりに進んでいると続けた。