豪遠征に備えるカーインライジングが地元で追い切り、「素晴らしい出来」

2025年09月20日 12:50

 香港が誇る世界最強スプリンターのカーインライジングが現地19日、10月18日の豪G1ジ・エベレストへ向けて地元で最後の調教を行った。香港ジョッキークラブの公式サイトが報じている。

 カーインライジングはこの日、800メートルを56秒9、ラスト400メートルを23秒6で駆け抜けた。D.ヘイズ調教師は「素晴らしい出来」と絶賛し、「(ラスト200メートルは)11秒5くらいに見えた。とても楽々と走っていたね。全く衰え知らずの走りだった」と語った。

 今後は21日のシドニーへの出発前に検疫を受ける予定。主戦を務めるZ.パートン騎手はカーインライジングの初の海外遠征について「準備期間は実に11カ月近く、本当に長くかけてきた。ずっと前から話題になっていたね」とコメント。「オーストラリアに戻ってシドニーに行くのは本当に楽しみ。私の故郷でもあるから」と遠征を心待ちにしている。