「香港カップ、来年もサウジC参戦へ」ロマンチックウォリアー陣営がプラン明かす/有力馬情報
2025年09月27日 15:30
安田記念制覇、史上初の香港カップ3連覇などG1・10勝を挙げる香港の名馬、ロマンチックウォリアー(セン7、C・シャム)が27日、ハッピーバレー競馬場でバリアトライアル(実戦形式の調教)に臨み、実戦復帰へ向けた大きな一歩を踏み出した。
同馬は昨年12月に史上初の香港カップ3連覇を果たした後、中東に遠征。ドバイのジェベルハッタ勝利をステップに挑んだ初ダートのサウジC(2着)では日本のフォーエバーヤングと歴史的な名勝負を演じ、続くドバイターフではソウルラッシュの2着。香港帰国後の5月に左前肢の球節を手術していた。
この日はハッピーバレー競馬場のバリアトライアルで1組目に登場。芝1700メートルの8頭立てで、ボウマン騎手を背に4位入線を果たした。香港ジョッキークラブの公式ニュースによると、ボウマン騎手は「素晴らしいです。元気いっぱいでした。最後はリラックスさせました。体調は良好で、動きも本当にいいです」と復帰へ向けて状態面に太鼓判。見守ったシャム師は「とても満足しています。復帰戦の前にもう1度芝でバリアトライアルか、追い切りをしたいと思います。プランはジョッキークラブC(G2、芝2000メートル、11月23日=シャティン)、それから香港カップ(G1、芝2000メートル、12月14日=同)、そして、サウジC(G1、ダート1800メートル、26年2月14日=キングアブドゥルアジーズ)です。現時点のプランです」とコメントしている。
日本のファンにもよく知られ、獲得賞金で世界最高額を記録している香港の歴史的名馬。4連覇がかかる香港国際競走の香港カップ、来年2月のサウジCで再び日本馬と激闘を繰り広げる姿が見られるかもしれない。