現地27日、米アケダクト競馬場でG1ジョーハーシュターフクラシック（芝12ハロン）が行われ、世界各国を渡り歩いてG1勝利を積み重ねてきたレベルスロマンスが3馬身半差で快勝した。

　レベルスロマンスは序盤こそ先頭のリディストリクティングから差のない2番手でレースを進めていたが、L.デットーリ騎手が折り返しを待たずにハナに立つ積極策に。そのまま軽快に逃げ続けると、最後の直線ではさらにリードを広げての楽勝だった。

　2着争いはリディストリクティングがエルコルドベスにクビ差で先着。昨年の勝ち馬ファーブリッジは見せ場を作れず4着に終わった。

　C.アップルビー厩舎のレベルスロマンスはドバウィ産駒の7歳セン馬。米G1ブリーダーズカップターフを2勝しているほか、ドバイシーマクラシック、香港G1チャンピオンズ＆チャターカップ、独G1ベルリン大賞など世界中でG1を勝っており、今回で9回目のG1制覇となった。

　この勝利で11月1日に行われるBCターフの優先出走権を獲得。本番も勝てば、2008年からBCマイルを3連覇した欧州の名牝ゴルディコヴァに続き、BCレース3勝の記録に並ぶことになる。