【凱旋門賞・現地情報】アヴァンチュールはギュイヨン騎手!フェルラン師「日本馬もチャンス」
2025年09月30日 12:30
昨年の凱旋門賞2着馬アヴァンチュール(牝4、C・フェルラン)を管理するクリストフ・フェルラン調教師は29日、今年の凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=パリロンシャン)の鞍上にマキシム・ギュイヨン騎手(36)を迎えることを発表した。フランスギャロが主催する海外メディア向けのプレスカンファレンスで明かした。
フェルラン師は「もちろん、ギュイヨン騎手でいきます」ときっぱり。昨年はギュイヨン騎手がソジーに騎乗したため、パスキエ騎手とのコンビとなったが、今年は目下4戦連続で騎乗する主戦での参戦となる。
アヴァンチュールの今の状態について聞かれたフェルラン師は「前走(ヴェルメイユ賞1着)のダメージもなく、順調にきている。健康状態についてはなにも心配がない。昨年の冬から休養を挟み、馬は体も、メンタルも一段と良くなった。よりプロフェッショナルになったと思う。凱旋門賞は簡単なレースではなく、非常にレベルの高いレースなのでプレッシャーはかかるけど、彼女は今が充実期であるし、結果を出したい」と前向きだった。
また、日本馬を含めた相手関係についても言及した。フェルラン師は「ミニーホークは力のある馬であるし、当然注目している。前哨戦を勝ち上がってきている日本馬の3頭もチャンスはあると思う」と話していた。
同馬は前走のヴェルメイユ賞を快勝し、G1初制覇を飾った。現在、凱旋門賞大手ブックメーカーのほとんどが英愛オークス、ヨークシャーオークスを制しているアイルランドのミニーホーク(牝3、A・オブライエン)のと並び、1番人気としている。【藤本真育】