【凱旋門賞】「クロワデュノールはミニーホークより上」「日本馬優勝を見たい」英紙記者たち熱弁

2025年09月30日 16:25

 英国の競馬メディア「レーシングポスト」の公式ユーチューブチャンネルは29日、記者が討論する番組「ザ・フロントページ」の最新動画を投稿した。動画では3名の記者がさまざまな話題を議論し、日曜に行われる凱旋門賞(G1、芝2400メートル、10月5日=パリロンシャン)の展望も行われた。

 凱旋門賞については、英国調教馬の出否、騎手起用や週末の天候などを語り合った後、話題は日本馬へ。ジェームズ・スティーブンス記者は「日本の競馬をずっと見てきているけど、クロワデュノールは本気で素晴らしい馬です。2000ギニー(皐月賞)は不運にも敗れたけど、ダービーは他の馬たちを圧倒しました。以前から日本の馬は速い馬場を好む傾向があって、今年(の馬場)は恵まれています。とはいえ、彼はお母さんがドンカスター(英国)でパークヒルSを勝っていて、ヨーロピアンな血統です。日本馬が凱旋門賞を勝てていない事実はありますが、本来はクロワデュノールはミニーホークと同じ能力で、同じプライス(ブックメーカーのオッズ)であるべきです。日本馬で未知数なので評価が低い」と熱弁。「ミニーホークと同じ?」と問われると、「私はクロワデュノールはミニーホークよりいい馬だと思っています。日曜日、クロワデュノールが上であることを期待しています」と力強く語った。

 凱旋門賞に対する日本競馬の熱気についても話し合われ、スティーブンス記者は「凱旋門賞は世界最高峰で、それを勝つという野望があります。中距離の最強馬を生産し、世界中に遠征しています。ケンタッキーダービーもあと少しでしたし、日曜にそれが達成されるのを期待しています」と熱く語っている。

 動画の終盤では、マット・レニー記者が別の本命馬を挙げながらも、「私も日本馬が優勝するフィニッシュを見たいと思っています。なぜなら、それは競馬の世界的な発展につながるからです」と日本馬の勝利に期待を寄せている。

出典:日刊スポーツ