【凱旋門賞】「雨予報が出ている」「彼らの祈りはかなったようだ」英国の牝馬エストレンジが参戦
2025年10月01日 14:58
ヨークシャーオークス2着の英国馬、エストレンジ(牝4、D・オメーラ)は凱旋門賞(G1、芝2400メートル、5日=パリロンシャン)に参戦することが正式に決まった。30日、「レーシングポスト」電子版が伝えている。
管理するデビッド・オメーラ調教師は「オーナー(チェヴァリーパークスタッド)たちは雨の予報が出ているので彼女にチャンスを与えたいと決断したようです。月曜日に追い切り、とてもいい状態に見えました。馬場がソフトになってくれれば(ヨークシャーオークスで先着を許した)ミニーホークとの差を縮められると期待しています」とコメントしている。
エストレンジは芦毛のナイトオブサンダー産駒。3歳だった昨年8月にグッドウッド競馬場でデビューし、昨年は3戦2勝でシーズンを終了。今年の始動戦だった5月のG3レスターピゴットフィリーズSを勝った時点で、凱旋門賞参戦に陣営が意欲を見せていた。G2ランカシャーオークスを勝って臨んだ前走ヨークシャーオークスは4頭立てで、ミニーホークから3馬身半差の2着。陣営は高速馬場を敗因に挙げていた。
鞍上は主戦のダニエル・タドホープ騎手が務める予定。レーシングポスト電子版の記事は「調教師とオーナーは馬場が緩くなることを願っていた。そして、金曜夜から土曜にかけてパリでは20ミリを超える降雨が予想されており、彼らの祈りはかなったようだ」と伝えている。