フランスの凱旋門賞（G1、芝2400メートル、5日＝パリロンシャン）は今日1日、現地時間の午前11時半に出馬投票と追加登録が締め切られる。前日（9月30日）時点の登録馬は17頭。英愛オークス馬ミニーホーク（牝3、A・オブライエン）は追加登録で参戦する予定となっている。

　30日、フランスギャロ主催の共同記者会見でエイダン・オブライエン調教師はミニーホークの参戦を明言。鞍上はクリストフ・スミヨン騎手と発表された（陣営の主戦騎手ライアン・ムーアは現在、負傷のため休養中）。

　凱旋門賞の追加登録料は12万ユーロ（約2000万円）。ミニーホークは英愛オークスで「オークスダブル制覇」を果たし、ヨークシャーオークスで古馬を破っているが、もともと凱旋門賞には登録を行っていなかった。今年から現地前哨戦（ヴェルメイユ賞、フォワ賞、ニエル賞）を勝てば追加登録料が不要になるシステムができたものの、陣営はヨークシャーオークスから凱旋門賞への直行を選択してきた。

　昨年はヴェルメイユ賞を勝った英国の4歳牝馬ブルーストッキングが追加登録で参戦し、見事に勝利。大手ブックメーカー各社が前売りオッズで1番人気、あるいは2番人気にしているようにミニーホークの追加登録は既定路線ではあるものの、約2000万円の追加登録料を払って参戦する“本気度”は計り知れないものがある。

出典：日刊スポーツ