【凱旋門賞】「絶対にやっつけてやりますよ」ギュイヨンら海外騎手4人による日本馬の評価は?

2025年10月02日 18:05

 凱旋門賞(G1、芝2400メートル、5日=パリロンシャン)に騎乗する海外のトップジョッキー4人が、クロワデュノール(牡3、斉藤崇)、ビザンチンドリーム(牡4、坂口)、アロヒアリイ(牡3、田中博)の日本馬3頭について自身の見解を示した。さらに、警戒する馬についても言及した。

 ブックメーカーで上位人気に支持されるアヴァンチュール(牝4、C・フェルラン)とコンビを組むマキシム・ギュイヨン騎手(36)は、日本馬のレベルの高さを評価。「(日本馬は)絶対にやっつけてやろうと思っていますよ」と笑顔で前置きしてから「日本馬は毎年、いい馬がきていますし、今年は3頭とも前哨戦を勝っていますから、チャンスはありそうです」と話した。

 パリ大賞の勝ち馬ルファール(牡3、JC・ルジェ)に騎乗するクリスチャン・デムーロ騎手(33)は、日本馬の中ではクロワを高く評価する。「僕はクロワデュノールが好きで、日本馬の中でも一番力があると思っています。日本馬以外では、アヴァンチュールとソジーが強いですね」と、同じ馬主ヴェルテメール・エ・フレール氏の2頭を警戒する。

 キジサナ(牝5、F・グラファール)に騎乗するアレクシス・プーシャン騎手(25)は、好きな馬にアロヒアリイを挙げる。「僕はドーヴィルで(ギヨームドルナノ賞を)勝った馬が好きなんですよね。能力的には、日本馬3頭の中ではクロワデュノールが一番いいのかなと思います。他は馬場が良ければソジー、重たければアヴァンチュールが強そうです」と分析する。

 プランスドランジュ賞で2着だったダリズ(牡3、F・グラファール)とコンビを組むミカエル・バルザローナ騎手(34)は、その前走で先着を許したクロワに一目を置く。「初の競馬場で重い馬場だったけど、勝ち切ったし、力はある馬だと思う」と高く評価していた。

出典:日刊スポーツ