【凱旋門賞】「日本の国歌は感動的で美しい。ロンシャンで聞けたらうれしい」ルメールが熱く語る

2025年10月04日 15:30

 勝ってロンシャンに君が代を-。凱旋門賞(G1、芝2400メートル、5日)を前に「パリロンシャン競馬場近くのレストランでフランスギャロ主催の開会セレモニーが行われた」と3日、パリチュルフ電子版が伝えた。セレモニーは木曜(2日)夜に行われ、地元フランスのジョッキー、調教師などがスピーチを行っている。

 日本馬アロヒアリイ(牡3、田中博)に騎乗し、自身にとっても悲願である凱旋門賞制覇に挑むクリストフ・ルメール騎手は日本からリモート(ビデオ)で参加した。ルメール騎手は「日本では凱旋門賞の注目度は非常に高く、特に日本馬が出走するレースは誰もが心待ちにしています。日本馬はこのレースをまだ勝っていないので、特別な熱狂が巻き起こります」と日本国内の凱旋門賞人気を紹介。

 「日曜日はギヨームドルナノ賞で見事な勝利を挙げたアロヒアリイに騎乗します。まさか、あのような勝利を挙げるとは思っていませんでした。彼は今秋、能力をフルに発揮することになりますが、パリロンシャン競馬場はドーヴィル競馬場と違いますし、馬場状態も異なる可能性があります。彼が1番人気になるのは難しいですが、レースは何が起こるかわかりません」と意気込みを語った。

 凱旋門賞では勝利を挙げた馬の調教国の国歌がレース後、パリロンシャン競馬場の場内に流れることになっている。「日本の国歌はとても感動的で美しいです。もし日曜にロンシャンのスタンドで日本の国歌(君が代)を聞くことができたら、私はなによりもうれしく思います」と歴史的な勝利へ向けた思いを熱く語った。

出典:日刊スポーツ