ブレイデンスターが豪G2ハーバートパワーS制覇、連闘でG1コーフィールドCへ

2025年10月14日 16:31

 現地11日、豪コーフィールド競馬場でG2ハーバートパワーステークス(芝2400m)が行われ、先行策からは早めに先頭に立ったC.ウィリアムズ騎乗のブレイデンスター(3番人気)が人気馬2頭の追撃を際どくしのぎ切った。

 2番手でレースを進めたブレイデンスターは、1番人気を分け合ったプリマスとウィスキーオンザヒルを3番手と4番手に従えてレース終盤へ。残り500メートル付近で早くも先頭に立って最終コーナーを回ると直線ではプリマスとの叩き合いとなり、0.25馬身差でこれを制した。

 ウィスキーオンザヒルは直線で包まれた分だけ仕掛けが遅れ、さらに0.15馬身差の3着に終わった。

 T.バスティン&N.ヤング厩舎のブレイデンスターはトワイライトサン産駒の7歳セン馬。ここまでの重賞実績は乏しかったが、昨年4着だったこのレースで重賞初勝利を手にした。豪競馬メディア『racing.com』によると、バスティン調教師は斤量の軽さと賞金500万豪ドルが魅力的なため、連闘で18日のG1コーフィールドカップに全力で臨むと語った。

 2着のプリマス陣営も出走がかなえばコーフィールドCに参戦する意向。3着のウィスキーオンザヒル陣営は長距離G1メルボルンカップ向きだとして、24日のG2ムーニーバレーカップを前哨戦とする意向を示している。