チェオルウルフが豪キングチャールズ3世S連覇、ミスターブライトサイドら撃破
2025年10月20日 15:00
現地18日、豪ランドウィック競馬場でG1豪キングチャールズ3世ステークス(芝1610m)が行われ、C.スコフィールド騎乗のチェオルウルフが昨年からの連覇を果たした。
レースは実績馬プライドオブジェニが最初のコーナーまでにハナに立ち、ミスターブライトサイドが差のない2番手を追走、チェオルウルフは中段の8番手付近に控える展開に。直線に入ると残り200メートル付近でプライドオブジェニが後退していき、代わって馬群を縫って上がってきたチェオルウルフが粘るミスターブライトサイドもとらえて先頭へ。ゴール前でさらにひと伸びし、1.77馬身差の勝利を収めた。
2着争いはミスターブライトサイドが制し、さらに0.26馬身差の3着はニュージーランド調教馬のピア。プライドオブジェニは7着に終わり、英国から遠征してきたレイクフォレストは最下位の12着に沈んだ。
J.プライド厩舎のチェオルウルフはタヴィストック産駒の5歳セン馬。3歳時はG1ローズヒルギニーとG1オーストラリアンダービーで連続2着と勝ち切れなかったが、4歳となった昨季は10月にエプソムハンデキャップと豪キングチャールズ3世Sの両マイルG1を連勝した。その後は9戦して今年4月のG2ネヴィルセルウッドステークスを勝ったのみで前走のエプソムHも6着だったが、ここで鮮やかな復活劇を見せた。
豪競馬メディア『racing.com』によると、プライド調教師は次走について11月8日のG1カンタラステークス(チャンピオンズマイル・芝1600m)かG1マッキノンステークス(チャンピオンズステークス・芝2000m)のどちらかになるとの見通しを示している。