「悲しい日になりました」南半球と北半球でG1を5勝ずつ挙げた歴史的名馬ソーユーシンクが急死
2025年10月21日 14:16
クールモアは20日、オーストラリアでけい養している種牡馬ソーユーシンクの急死を発表した。19歳だった。現役時は南半球、北半球でG1を5勝ずつ挙げ、種牡馬入り後も多くの活躍馬を送り出していた。
ソーユーシンクはハイシャパラル産駒のニュージーランド産馬で、オーストラリアの名門バート・カミングス厩舎からデビュー。09、10年に南半球の最強馬を決めるコックスプレートを連覇するなど、G1を5勝した。その後、アイルランドのエイダン・オブライエン厩舎へ移籍。欧州でもタタソールズGCを連覇、11年エクリプスS、愛チャンピオンS、12年のプリンスオブウェールズSを勝って、G1・5勝を挙げた。
クールモア・オーストラリアのトム・マグナ-氏は「クールモアを訪れる人が最も見たい種牡馬がソーユーシンクでした。信じられないほど優しく、賢い馬でした。12年の引退からこれまで、クールモアで彼を温かく見守ってきたスタッフ全員によって、悲しい日になりました。彼は競走馬としても種牡馬としても、世界中の競馬場で多くの素晴らしい思い出を私に与えてくれました」と、歴史的名馬との別れを惜しんでいる。