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古豪シンクイットオーバーが復活、豪G1ベリーエレガントSでファンガールを撃破

2024年03月03日 10:49

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 豪ランドウィック競馬場でG1ベリーエレガントステークス(3歳以上、芝1600m)が現地2日に行われ、2番人気のシンクイットオーバーが馬群の内で最短距離をキープすると、大外から追い込む単勝1.30倍のファンガールを振り切った(0.82馬身差)。

 レースは重馬場(Soft 5)で行われ、最終コーナーを迎えると各馬がラチから離れて馬場の三分所へ。先頭から3馬身余りの4番手を進んだシンクイットオーバーはそれらの最内をすくって先頭に抜け出し、最後方の8番手から追い上げる圧倒的人気のファンガールを振り切った。さらに1.72馬身差の3着には4番人気のリンダーマンが2番手から粘り込んだ。

 シンクイットオーバーはK.パーカー調教師が管理するソーユーシンク産駒の8歳セン馬で、2022年4月のクイーンエリザベスステークス以来となる3度目のG1制覇(重賞8勝目)。その直後から屈腱炎で長期休養を余儀なくされ、昨年8月のG1ウィンクスステークス(6着)で復帰を果たしていた。クイーンエリザベスSの際も今回と同様にN.ローウィラー騎手が馬場状態を読み切った好騎乗で勝利に導いている。

 なお、豪競馬メディア『racing.com』はパーカー師のコメントとして、シンクイットオーバーの今後はクイーンエリザベスSが視野にあることを報じている。

 ベリーエレガントSは昨年までのチッピングノートンステークスから改称された。