セイダーティーサダーティーが豪G3ベンディゴC制覇、メルボルンC出走に望み

2025年10月30日 11:50

 現地29日、豪ベンディゴ競馬場でG3ベンディゴカップ(芝2400m)が行われ、セイダーティーサダーティーが先行策から押し切ってG1メルボルンカップへの出走をほぼ確実にした。

 レースは1番人気のクワイエットネスが単騎逃げを打ち、内枠から出たセイダーティーサダーティーは外の各馬を行かせて5番手を確保。最後の直線に入ると粘るクワイエットネスの後方から追い上げていき、残り50メートルで差し切った(1馬身差)。

 C.マー厩舎のセイダーティーサダーティーはアノディン産駒の5歳セン馬。昨季は英国のA.ボールディング厩舎の所属馬として6月のG1英ダービーで5着に入るなどした後にオーストラリアへ移籍。新天地では目立った成績を残せていなかったが、この重賞初制覇でメルボルンC出走の可能性が高まった。

 マー調教師は2022年のハイエモーシャンと23年のインタープリテーションでベンディゴCを勝っており、前者はメルボルンC3着、後者は6着と本番でも健闘した。また昨年のメルボルンCを制したJ.シモンズ&S.ラクソン厩舎のナイツチョイスはベンディゴC5着からの参戦だった。