ヴィアシスティーナが豪G1マッキノンSを連覇、ウォーラー師は今後のプランを保留

2025年11月09日 10:43

 豪G1マッキノンステークス(3歳以上、芝2000m)が現地8日にフレミントン競馬場で行われ、1番人気のヴィアシスティーナが後方追走から徐々に進出して直線に入ると、2番手から粘り込む4番人気のザンバルドに2.75馬身差をつけて完勝した。

 後方3番手からレースを進めたヴィアシスティーナは中間点付近から馬群の外を通って進出し、直線では馬場の中央よりも外に持ち出されてスパート。4頭が横に広がる追いくらべから残り200mを切って抜け出し、最後はJ.マクドナルド騎手が追う手を止めてゴールに飛び込んだ。

 ザンバルドは直線入口で後続に捕まるも二枚腰で2着を確保し、さらに0.75馬身差の3着争いは3番人気のトムキトゥンが2番人気のピアを差し返して決着した。

 C.ウォーラー調教師が管理するヴィアシスティーナはマッキノンSを連覇し、前走のコックスプレートに続く通算12度目のG1制覇とした。

 豪競馬メディア『racing.com』は今回がヴィアシスティーナにとってメルボルン地区で最後のレースになる可能性が高いと指摘。ウォーラー師も「ウィンクスのキャリアのこの段階では、我々は彼女の全身を検査しようとしていた。もし3、4週後に彼女(ヴィアシスティーナ)が放牧地を跳ね回っていれば、全速力で走れるだろう」「彼女に終わらせる兆候があれば、終わりとなるだろう」と、明け8歳のシーズンを迎えたヴィアシスティーナをこのまま引退させるか現役続行させるか態度を保留している。