​評判馬シュレドザナー、休み明けの米G3チルッキSを逃げ切りで3連勝

2025年11月17日 11:00

 現地15日、米チャーチルダウンズ競馬場でG3チルッキステークス(3歳以上牝馬、ダート8ハロン)が行われ、今春に評判馬として注目を集めていたシュレドザナーが約半年の休み明けをものともせず快勝した。

 B.リンチ厩舎のシュレドザナーはイントゥミスチーフ産駒の3歳馬。デビュー2戦目だった3月の未勝利戦を6馬身半差で勝ち上がると、5月の一般戦も7馬身差で圧勝した。休み明けの今回は果敢にハナを切って最後まで先頭を譲らず、3連勝で重賞初制覇を果たした。

 同馬の母アスペンライト(父バーナーディニ)は産駒10頭のうち9頭が勝ち上がった名繁殖牝馬。シュレドザナーの全兄オーウェンデールはG3レキシントンステークスなど重賞を3勝した。近親にはG1を6勝した名牝ステラーウインド(父カーリン)もいる。

 競馬メディア『Thoroughbred Daily News』によると、リンチ調教師は「彼女は才能の塊。必要ならばもっと長い距離も走れるだろうし、将来は非常に明るい」とシュレドザナーを絶賛。騎乗したL.サエス騎手も「今日はG1級の牝馬であることを証明してくれた」と相棒をたたえた。