大腿骨骨折のムーア騎手が約3カ月ぶりに復帰、来週のIJCに意欲

2025年12月04日 12:50

 8月末に大腿骨の疲労骨折が判明して戦列を離れていた欧州屈指の名手、R.ムーア騎手が現地3日に英リングフィールド競馬場で騎乗を再開。さっそく2勝を挙げて復活をアピールした。

 クールモアグループの主戦として活躍していたムーア騎手だが、今回の長期離脱でドラクロワの引退レースに乗れなかったほか、プリサイスやプエルトリコ、グスタードといった有力2歳馬たちの鞍上も代役に明け渡していた。

 久々のレース騎乗だったこの日は、2戦目の芝6ハロン戦でR.ヒューズ厩舎のラザールに乗って白星。「久しぶりだったので、復帰できてうれしい」と『Sky Sports Racing』に語った。

 その後にもう1勝を加えたムーア騎手は「日曜日(7日)にも騎乗馬がいるし、来週にはハッピーバレー競馬場で騎乗するのでとても楽しみだ」とコメント。10日に香港で開催されるインターナショナル・ジョッキーズ・チャンピオンシップ(IJC)への意欲を示した。