​NZダービー制した牝馬オーケストラルが引退、豪遠征でもG1制覇

2025年12月09日 11:05

 2024年に牝馬ながらG1ニュージーランドダービーを圧勝したオーケストラルが、心房細動のため引退を余儀なくされたことが分かった。豪競馬メディア『racing.com』が報じている。

 オーケストラルはR.ジェームス&R.ウェルウッド調教師が管理していたサヴァビール産駒の5歳馬。24年3月のニュージーランドダービーで牡馬を蹴散らすと、同4月にはオーストラリアへ遠征してG1ヴァイナリースタッドステークスも連勝した。

 その後はなかなか勝ち星に恵まれず、今年1月にリステッドを勝ったのみ。11月のG2オークランドサラブレッドブリーダーズステークスで10着と大敗した際に心房細動を起こしたことが分かった。

 ウェルウッド調教師は現在もオーケストラルの心拍リズムが正常に戻っていないことを明かし、「これで競走馬としての将来は失われ、正式に引退して(来季から)繁殖入りする予定」と語った。