米サンタアニタパーク競馬場はG1マリブステークスやアメリカンオークスなどを含む年末年始の名物開催「クラシックミート」を、天候悪化の予報を受けて開幕日を当初の26日から28日に変更すると発表した。

　サンタアニタパーク競馬場の公式サイトでは、現地23日の午後から26日遅くまで南カリフォルニアに大雨を降らせる大気の流れが予想されているとし、N.ニュービーGMの「相当量の雨が予想されており、各位に可能な限り早く知らせることが重要だ」「開幕日は伝統的に年間で最も重要な日の一つであり、誰もが楽しみにしているから軽々に決断できるものではない。しかし、関係者と協議した結果、この段階でレーススケジュールを調整することにより、シーズン開幕を最高の形で迎えられると確信した」と判断の理由を説明している。

　日程変更により、今年で89回目を迎えるクラシックミートは28日に開幕して30日を1日空け、31日の再開から1月4日までの開催となり、26日に予定されていたG1マリブステークスやアメリカンオークス、ラブレアステークスなども28日に順延。芝のレースはダート変更せずに実施可能と発表されている。

　なお、サンタアニタパークのクラシックミートは2019年末の開催も開幕日が26日から28日に変更され、当時は開幕日に3万5000人の観客を集めたという。