ナイソスがサウジCに向けて今季最終戦、僚馬ネバダビーチにも遠征の可能性

2025年12月28日 11:45

 11月のブリーダーズカップダートマイルを制したナイソスが、目標とするサウジカップ遠征に向けてサンタアニタパーク競馬場のG2ラフィットピンカイJr.ステークス(28日)に臨む。米競馬メディア『drf.com』は、ほぼ完ぺきなシーズンを勝利で締めくくると想定している。

 今年のナイソスは13カ月ぶりの実戦となった初戦のG1チャーチルダウンズステークスでマインドフレームにアタマ差の惜敗を喫したものの、それがキャリアで唯一の黒星。次戦からG3トリプルベンドステークス、G2サンディエゴハンデキャップと連勝すると、脚の打撲によるパシフィッククラシックの取り消しを経て臨んだ前走のBCダートマイルではシチズンブルとの激闘を制し、米古馬勢の中心勢力としての地位を確固たるものにした。

 7頭立てのラフィットピンカイJr.Sでは前売り1.6倍の1番人気に推されており、『drf.com』は前走で6.5ハロンの条件戦を勝ってきたバートホルディを追い掛ける展開を予想している。

 また、ラフィットピンカイJr.Sにはナイソスと同じB.バファート厩舎のネバダビーチも出走を予定しており、こちらは3倍の2番人気に続いている。ネバダビーチはBCクラシックでフォーエバーヤングの7着に終わったものの、1122日のG3ネイティヴダイヴァーステークス勝ちで巻き返した。

 バファート師は「両方ともサウジへ行くか、一方はペガサス(ワールドカップ)かもしれない」と今後に言及。『drf.com』はネバダビーチがペガサスWCに回る可能性が高いと示唆している。