豪ヴィクトリア州で大規模な山火事、リンゼイパークら競馬事業者が被災
2026年01月11日 13:00
豪ヴィクトリア州で大規模な山火事が発生し、多くの競馬事業者が被災している。現地7日にロングウッドで発生した山火事は鎮火の見通しが立っておらず、ヴィクトリア州のサラブレッド事業者たちは協力して事態に対応している。
豪競馬メディア『racing.com』や『racenet.com.au』などによると、B,W&JD.ヘイズ調教師を主力預託先とし、ミスターブライトサイドやヒアトゥショックなどを所有するリンゼイパークが大きな被害を受けており、現地10日に明らかにした状況では牧柵や隣接の放牧地を焼失し、厩舎を含むいくつかの建物も失ったという。
不幸中の幸いとして、放牧中の馬には軽度の火傷を負ったものがいたものの大事には至っておらず、現在は全馬の安全が確保されているのをはじめ、主要な厩舎や操業区域、調教用のトラックは影響を受けていないとのこと。放牧地の消失を受け、リンゼイパークは休養馬115頭の移転作業に追われているという。
「従業員と馬の安全と福祉が最優先」とするリンゼイパークは広報資料に「金曜日に急速に壊滅的な状況へと変化した。我々は可能な限りの準備を整え、当局や専門家のアドバイスにすべて従ったが、火災の影響は避けられなかった。従業員たちは馬を守るためにできる限り長く現場に留まり、状況が悪化して人命が危険にさらされるまでそこを離れなかった」と献身的に対応したことを明かしている。
リンゼイパークの他にもレネヴァパークやラーニュークスタッドが牧柵の焼失など被害を受けており、ブルーガム・ファームは現状として無傷ではあるものの予断を許さない状況に置かれているという。