ブリンカー装着が奏功、伏兵チェンジングオブザガードが豪G1シドニーCを逃げ切り

2026年04月12日 05:06

 豪ランドウィック競馬場で現地11日に行われたG1シドニーカップ(3歳以上、芝3200m)は、内枠を利してハナに立った13番人気のチェンジングオブザガードが終盤に後続を引きつけてから突き放し、後方2番手から追い込む4番人気のソウルオブスペインを振り切った(0.26馬身差)。

 3番枠のチェンジングオブザガードは、スタート直後のカーブで5頭横並びから主導権を奪うと3馬身のリードで中間点を通過。残り1000mから後続が差を詰めにきて600m付近では3番手まで下がる格好になったが、じっくり息を入れて直線入口までに先頭を奪い返し、ラチ沿いから巧みに追い込んできたソウルオブスペインを振り切った。

 ハイランドリール産駒の9番人気ハイランドブリングが、中団のラチ沿いから直線で外に切り替えた所をソウルオブスペインに差し込まれてさらに0.31馬身差の3着。昨年の3着で1番人気のリバーオブスターズは中団の後ろから残り600mで2番手まで上がるも、直線で伸び切れず7着に敗れた。

 チェンジングオブザガードはK.リース調教師が管理するガリレオ産駒の7歳セン馬。アイルランドのA.オブライエン厩舎で2022年の英ダービー5着、G2キングエドワード7世ステークス勝ちなど活躍し、2023年6月の英G2ハードウィックステークス(3着)を最後に豪州へ移籍した。1週前のG2チェアマンズクオリティで9着に終わるなど、豪州ではリステッドの1勝(12戦)のみと結果を出せていなかったが、待望の2勝目を初のG1制覇で飾り通算3度目の重賞勝ちとしている。

 豪競馬メディア『racenet.com.au』が報じたコメントでリース師は「メルボルンカップ(9着)の後にブリンカーは温存しておこうと話したんだ。メルボルンCでは果敢なレースをしたから、シドニーのために温存しておこうとね」と秘策が功を奏して喜んでいる。